2015年2月18日 佐渡市教育委員会に、図書館充実に関する申し入れに行ってきました。

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2015年2月18日

佐渡市教育委員会に、図書館充実に関する申し入れに行ってきました。


現在、佐渡市は、地域の図書館、図書室を支所などにいれる縮小計画は、

変えていませんが、H31年までは、現状のままでいくとのご回答でした。


「振興計画」をつくる中で、あらためて方向性を考えてほしいという意味でも、

今回、申し入れを行いました。


さて、今回の申し入れでは、

主に充実のための具体案を提案させてもらいました。


策定した『お願いしたいこと』はこの6項目です。


1、経費削減の行革方針での地域の図書館•図書室の縮小計画をやめ、

すべての地域とひとが活用できる、より充実した図書政策の実施をお願いします。


2、学校図書館法も改正され、学校図書館のあり方が重要視されていますし、市立図書館の指針には「子ども読書活動推進計画」の振興計画があるが、

次期のものを策定してください。そして、子どもだけでなく、高齢者まで全体を考えた振興計画を策定してください。


 図書館運営と目標などをさだめた、図書館振興計画は、

現在、佐渡市図書館にはありません。

子どもを対象とした振興計画だけでなく、

佐渡の図書館をどうするかという「振興計画」(活動方針等)を

住民とともにつくることが図書館発展の方向につながります。

 また、地域の図書館、図書室がどうあるべきかもその中で明確になります。


3、現在の子どもだけを対象の「子ども読書活動推進計画」の内容は、現在の中央図書館人員体制では実現は不可能です。

佐渡全体の図書館活動をより豊なものにするためにも、人員体制の充実を検討してください。以前は、中央図書館は、3人体制(正規職員)が現在は、2人体制・・


4、図書館協議会を、市民の声が届きやすい、市民参加型の形にしてください。


5、地域の図書館•室の利用、発展のためにも、利用者をはじめ運営発展のための体制を検討してください。


6、上記のことについて、教育委員会として協議・検討してください。


 

佐渡市には、法に基づく「佐渡市子ども読書活動推進計画」が存在します。


5カ年計画で作られていて、H24年で5年すぎたままで放置されたままです。

意見交換会の場では、次期計画をつくると説明もしていました。

(「(事務局)・平成25年度が見直し年度である。子ども読書計画」を元に、見直す 」平成25年5月25日真野会場) 

一言で解説するならば、

5年間の間にこの推進計画に基づいて、図書館がより充実したものになるよう

努力するべき計画です。


この「読書活動推進計画」なるもの、

佐渡市が図書館•室の縮小を叫んでいるとは思えないほど

実に実に見事な内容です。


例えば、


•家庭において、子どもが本好きになるように環境を整えていく

•地域の図書館や図書室への積極的な利用の促進

•妊婦や各年齢像の子どもと保護者を対象にした読み聞かせの実施

•団体貸出し制度の活用

•障害のある子どもたちにも参加できる催しの開催


などなど


次期策定の要請と共に、内容を市民の意見の聞いたものにしてほしいことを

お伝えしました。


3番目の内容

現在の「子ども読書活動推進計画」の内容は、現在の中央図書館人員体制では実現は不可能です。

佐渡全体の図書館活動をより豊なものにするためにも、

人員体制の充実を検討してください。についてはとても分かりやすいと思います。



本当の希望としては、

全部の図書館・図書室に専任司書さんを最低1人おいてほしいのですが

(佐渡にはほぼ無人の図書室が2つあり、

他の図書館の司書さんも臨時職員さんのみ。

専任司書さんは中央図書館の2人のみです)

それはこれまで、活動していく中、佐渡全体を動かす意味でも、「現状では無理」と判断しました。


それならば、

専任司書さんを1人だけ戻してもらいたい。


元々、中央図書館の専任司書さんは(佐渡市になる前は)3人でした。

それを戻してもらおう。


そうすることで、前に進めるのではないか、と考えました。

どんなに知恵をしぼっても、人がいないことには無理ですから。


かなり継続して要請している、重要な部分でもありますので、

なんとか実行していただけたら、と強く思います。




そして、今回の申し入れにおいて、

教育委員長さんからは、振興計画策定をはじめ、地域の図書館、図書室のあり方について

何度も「市民から意見を聞く」と約束していただきました。



前回の申し入れでは、地域に実情に合った地域図書館や図書室をつくって行くには、地域の声を反映する仕組みが必要ではないかと「地域の図書館協議会的なもの」をお願いした

「地域の図書館協議会的なものは作らない」と、その場で明言(断られました)いただきましたが、今回は「任意団体であっても広く意見を聞く」と言っていただきました。


そして、その市民からの意見の聞き方も「オープンなものにしていく」と

約束していただきました。


「意識がある人が、電話で問合せをしてみて、やっとわかる、

というような形ではなく、

誰でもわかる配布物なり、回覧などにして、市民の意見を聞いてもらえますか?」

という問いに対し、

「そのようにする」と言っていただきました。


これらの約束は、本当に大きな今回の獲得物であり、喜んだところです。


そして、

教育委員長さんとの会話の中で

「我々だけの協議だけでなく、

地域づくりの会などが各地区にいろいろありますから、そうした方達にも

協議してもらって意見を聞けたら」とおっしゃっていました。


そんな中で、まだまだ何をするか手探り状態でもある

地域おこし協力隊の方にも手伝ってもらって

人件費対策&全体の図書館の活発化をはかれるのではないか、という

提案に対しても、理解を示してもらえました。


この点については、会話の中での提案や受け答えなので

公的なものではありませんが、やり方によっては

全国に広がる地域おこし協力隊の実施例として、先進的なものになり

佐渡の知名度アップにも一役かえるのではないか、と思います。

体育会系ばかりでなく、文科系でも「地域おこし」は可能

という実例はまだ(地方では)少ないでしょうしね。


今回、佐渡市の図書館事情が掲載された「母の友」を、一冊贈呈しました。

特に読んでいただきたい部分には、アンダーラインをひいた上で贈呈させてもらいました。


ジャーナリストさんの記事の

「図書館は、子ども達の、貧困の連鎖を生まないための、セイフティーネット(安全網)であること」

「子どもの『居場所』であること」


には、赤でラインをひかせてもらいました。

今後も、この図書館問題については、継続して経過をお送りし、

佐渡に注目していただきたいと思っています


教育委員長さん、社会教育課長さん、中央図書館館長さん、

忙しい時間の中を、時間を割いていただきありがとうございました。

(申し入れの内容の録音でまとめを公開することも了承いただきました。)


6月6日の折り込みチラシ:表
6月6日の折り込みチラシ:表
6月6日の折り込みチラシ:裏
6月6日の折り込みチラシ:裏

図書館「無人化・縮小」でなく充実を!